Column / 大神の代表者コラム

税理士を探す際の意外な盲点

zeirishi fukuoka

 

 

 

税理士探しで重視したい事


 

税理士事務所を探す際、どこに重点を置きますか?
唐突な質問ではございますが、

 

意外と答えられない質問かもしれません。
そこで税理士紹介会社として、
意外な視点をご紹介したいと思います。

 

ここはもったいぶらずに進めます。

税理士事務所のスタンスを知ること


 

スタンスとは、税理士自身のスタンスはもちろん、

税理士事務所の方針も含めます。

通常、税理士と顧問契約を結べば「 自社のために働いてくれる 」

そう考えるのが自然だと言えます。

 

しかし、ここに盲点があるのです。

 

 

弊社では、税理士が生き残る(企業に選ばれる)ために、

 

税理士は、顧問先様に対して如何に利益を提供できるか?が

 

需要なテーマだと考えています。

 

 

その考えを前提に弊社では、ご登録いただく税理士の方々とは、

例外なく面談の場を設けてもらい、しっかりと向き合って話を伺うわけですが、

ある税理士だけとは全く話が噛み合わず困惑したことがあります。

 

 

話が噛み合わない原因は?


 

原因は見ている方向性の違い

 

ある地域の税理士さんとお会いした際、

いつも通りに「 お客様に選ばれるために、どのような取り組みを行っているのか? 」を質問したのです。

 

が、質問にはまったく答えてもらえず、

 

「 優先的に顧問先を紹介してくれ 」

「 パンフレットを渡すから、街で配ってきてくれ (目の前には200部のパンフレット)」

 

このような一方的な話で展開が始まったわけですが、

私も、せっかくお問い合わせをいただいたからにはチカラになりたいと思い、

何度も質問の角度を変え変えるものの、一切進展はありません。

 

もちろん、相手も人間です。

 

私が何度も同じような質問を繰り返すことに気分を害されたのでしょう。

 

税理士「 で、紹介してくれるんですか?してくれないんですか? 」

私  「  お客様に先生を紹介するポイントを理解できないことには難しいです 」

税理士「 君は、税理士という職業を、ちゃんと理解しているのか!?」

 

こんなやりとりがあった後で、ようやくその税理士の言い分が見えました。

 

 

税理士という職業の役割とは?


 

税理士の役割・使命は、税理士法で定義されている

 実は、税理士法の『 第一章 総則 第一条 』に税理士の使命が以下のように定義されています。

 

「 税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、

  申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、

  租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする

 

つまり、その税理士の主張は、

税理士は独立した公正な立場なのだから、正しく納税してもらうことが職務である!ということ。

 

話が噛み合わなかった原因は、当社と同税理士では、

見ている方向がまったく違ったことにあったのです。

 

残念ながら、方針がまったくの逆であったためにご登録には至りませんでしたが、

様々な価値観があるからこそ、多種多様なお客様の期待に応えられるわけです。

 

そう思い、その事務所を後にしたわけですが、

違和感があり、同税理士事務所のホームページを改めて見てみたら、

「 顧問先様のために懸命に働きます 」というスタンスの言葉が随所に見られたのです。

 

納税者が正しく納税すれば税務調査が入っても心配いりませんから

確かに顧問先のためになることは間違いありません。

※とはいえホームページから伝わる印象と先生のスタンスには齟齬が…

 

もちろん、脱税は勧められたものではありませんので正しい納税は必要ですが、

だからといって教科書通りに不必要に税金を支払うのも考え物です。

 

 

税理士のスタンスが重要な理由


スタンスは全てにおける根幹

スタンスというのは目に見えるものではありませんし、

それだけで利益の創出につながるものでもありません。

 

ですが、税理士が、税理士事務所が

どのようなサービスを提供し、どんな結果を生むのか?

その起点となるのがスタンスです。

 

税理士との面談では、どのようなスタンスを持って顧問先と向き合っているのか?

この尺度を持って税理士との面談に臨むと本当に知りたい事が得られるかもしれません。

 

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