Column / 大神の代表者コラム

中小企業に足りないのは〇〇だ!

仕組みが会社を強くする

Tax Accouting

コロナウィルスの大変な時期ですが、当社は”明けた後”を見据え、中小企業の皆さまに有益な情報を発信できるよう従来通りにコラムを更新します。

 

頑張っても売上が増えない現代の戦い方


同業他社にまずは負けない仕組みを導入する

 

 人口も経済も右肩上がりに成長する高度経済成長期の時代では、頑張りに比例して売上は増えていました。しかし、人口減少、社会保障の不安など、ネガティブな要素が多い今日の日本経済では、頑張りが報われにくいのが現実です。

 

 頑張りが簡単に比例しない現代では、売上が減っても簡単に潰れない『強い会社』を作る必要があります。

 

 強い会社を作る方法はいくつもありますが、整えたい最低限の条件は『計数管理』の徹底です。計数管理を簡単に説明すると、勘に頼らず、科学的に数字を管理する事にあります。

 

 

 数字は、金融機関やコンサルティングファーム出身の経営者にとっては武器ですが、大多数の一般的な経営者にとって厄介なものにしか映らないのかもしれません。

 

 しかし、数字をうまく管理(コントロール)できれば、日ごろの努力が数字(利益)に結びつきやすくなるなど、ポジティブな効果が期待できます。

 

 本業に忙しい経営者が時間を割いて計数の勉強に時間を割くのは立派ですが、優先順位があります。少なくとも大多数の中小企業の経営者は、もっと優先すべき事柄があるはずです。

 

 

 では、多忙な経営者が数字をうまくコントロールするために取るべき選択肢は? 簡単です。まずは経営の数字を管理するために、税理士に依頼するだけです。

 

 一般的な税理士は、経営数字の基なる帳簿を税金の計算のために作成しています。税金の計算のために作られた数字は、経営者にとって単なる数字の羅列ですから、そこに欲しい答え・ヒントは載っていません

 

 

 ですから、まずは数字の整理から始めます。正確には、税理士に整理してもらうため、経営者の負担はほとんどありません

 

 

 数字を整理する過程で、経費のムリ・ムラ・ムラが見え始めるため、新しい投資分のお金を見つけられます。また、税理士にお金を使わない節税を導入してもらえば、売上を増やさずに現金を増やすことも十分可能でしょう。

 

 

 頼れる税理士に任せれば、あれだけ苦手意識を持っていた数字の意味がハッキリと見えるようになり、漠然としたお金の不安から解放される効果も期待できます。

 

 また、経営とは『投資⇒利益⇒(再)投資』だと先日のコラムで紹介したように、使えるお金が増える・見えるようになったことで最適な投資を行えます。

 

 「行動を変えずに、異なる結果を求めるのは狂気である」とアインシュタインが言っていたように、今までのやり方(投資)を変えることができれば、現状打破に繋がる好機になるのではないでしょうか?

 

 

 

 努力は非常に重要な要素であることに間違いはありません。しかし、その努力に、効率化・生産性向上といった工夫を掛け算として活用することで、結果は大きく変わります

 

 それらを『仕組み』として取り入れれば、精神面・身体面の負担を下げてくれます。もちろん、導入の準備に負担はかかりますが、今回紹介した経営数字の整理は税理士がほとんどを担ってくれるのですから、難しいものではありません。

 

 利益を増やすために必要なのは、売上を増やすことだけでも、経費を減らすことだけでもありません。大企業や成長著しい企業が必ず取り組んでいるように、数字(お金)のコントロールは不可欠です。

 

 

 生産性向上は、時間の経過とともに、その必要性に迫られます。

 

 ダーウィンの進化論を参考にすれば、「会社は強いものが生き残るわけではない、環境に順応したものが生き残る」という発想です。

 

 同業他社が先んじて取り組んでしまえば、今すぐは影響がなくても、そう遠くない将来に圧倒的な差をつけられる恐れがあります。経営にウルトラCはありません。ぜひ、出来ることから確実に始めていきましょう。

 

 

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