Column / 大神の代表者コラム

会社をつぶした社長の後悔

Tax Accounting

 

私が起業して間もない頃、ある元経営者Aさんと出会いました。

 

中小企業の成長支援を行いたい私の理念に共感をしてくださったAさんは、ご自身の経験を他の経営者の人たちに伝えて欲しいと、経営者時代の話を教えてくださったのです。

 

 

Aさんは経営者だった当時、高級車や装飾品に散財するのは勿論、毎晩飲み歩き、よく海外にも旅行をしていたそうです。それでも会社は右肩上がりに成長していたため、使いきれないほどのお金が入ってくるのですから、まったく問題ありませんでした。

 

当時は好調期がずっと続くと信じていたそうです。冷静に考えればそんな保証ないのですが、ネガティブな可能性を考える暇がないほど、公私に渡って忙しい毎日を送っていましたし、周りにイエスマンしかいなかったことが災いしたのかもしれません。

 

その後、業績が悪化してからは早かったそうです。高い税金を支払いたくないために赤字にしていたことから、現金に余裕もなく、銀行からの新規借入も適いませんでした。

 

 

もし当時のAさんが、業績が悪化したケースを想定して、利益計画を立てていたのなら。 イエスマンではなく、リスクを冷静に分析し、意見を伝えてくれる人間が近くにいたのなら。 Aさんは会社をつぶさず、今も現役の経営者として活躍しておられたのかもしれません。

 

皆さんは、Aさんの話から何を受け取りますか?

 

 

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